バックドラフト

(1991年アメリカ ★★★☆☆)

USJのアトラクションに行ってから、気になったので見てみました。借りたDVDがドナルド・サザーランドのシーンがぶつ切りになっていたため、一番いいシーンを見逃したのではないだろうか……。かっこよかったのに。

20年以上前の映画なんですねぇ……。ロバート・デ・ニーロが若く感じられました。

お兄ちゃんの気持ちも弟の気持ちもなんとなくわかって。お兄ちゃんの精一杯だけど不器用な愛を、弟も受け止められないし、弟のどうしようもないけど頑張ろうと思っている気持ちをお兄ちゃんも理解できないんだろうなぁと思ったり。もやもやしました……。

火のシーンはさすがですね。生き物のような火がとても怖かった。今ならCGとかの技術でなんとでもなるけど(ハリー・ポッターの獣の形をした炎をなんとなく思い出した)、当時はどうしてたんだろうなぁ。

スコット・グレンが、防火の下着を二重も着たり万全の準備をして、実際に火をつけたと言っていたシーンも見た。一度だけ我慢できずに「カット」と言ってしまったっていってたけど、壮絶でしたでしょうね。ちょっとしたやけどでも痛いのにな。

しかし、ウィリアム・ボールドウィンのあの甘い顔……そりゃ兄ちゃんも心配するし、いらいらもするわ(^^)

冷たい熱帯魚

(2010年日本 ★★★☆☆)

なんで借りちゃったかな……と思うしんどい映画でした……。

でも、なんか、見て良かったとも思いました。

実際起きた事件はもっとハードだったらしいです……。

人の心を掴む話術、そこまで至ってしまった経緯。なんだか理解しがたいですが、そこを知りたいとも思います。

しかし、最後の最後のあの娘さんの行動は……切れたのか、本心なのか。

ハチミツとクローバー

 ★★★☆☆ (2006年 日本)

原作をがっつりと知っているので、「ちょっといろいろはしょられたなー」とは思うのですが、「うまくまとめたなー」とも思います。それが、原作を知っているからいろいろと補完されてるからどうかは、判断つきませんが……。

2006年の公開時には、微妙にまだ原作連載中……のようで、結末は映画のほうが柔らかだなぁと思いました。

ホビット 思いがけない冒険

★★★☆☆ (2012年 アメリカ・ニュージーランド)

「ロード・オブ・ザ・リング」の前章と言える物語なので、あの大好きな「ロード・オブ・ザ・リング」の空気がそのまんま戻ってきたようで、とてもうれしかったです。

ガラドリエル様!! 美しい!!
12人のドワーフはとってもかっこよく、そしてかわいくて。

しかし、やはりアラゴルンとかレゴラスとかが大好きだったんだなぁと改めて実感。この空気感の中に二人が出てきてくれたらいいなぁ……などと思います。

「ホビット」はこれで終わるのかと思っていたら、3部作なのですね。
もともとこのホビットの原作「ホビットの冒険」がそんなに長い話じゃない印象があったので、1作しか持たないだろうと思っていたら、いろいろと付け足して3部作にされるそう。
付け足された部分とかを調べていたら、その壮大な設定に「指輪物語」の歴史を全て辿ってみたい気持ちになりました。

というか、原作を読めばいいんですけどね。でも、訳しの「アラゴルン」→「馳夫(男?)」で、もうダメでした……。

ただ、君を愛してる

★★★☆☆(2006年 日本)

原作でも台詞回しとかファンタジックーと思っていましたが、映画だとさらに際立つなぁと思いました。

ファンタジーな話だと思えば、いろいろとフィルターにかけてみることができて、それはそれは美しい話になります。

しかし、キスシーンと、最後の写真展のシーンだけは、そのいろんなフィルターを忘れて、見入ってしまった……。美しく丁寧に作られてきた描写が、最後の最後の喪失感に繋がるのかもしれません。