リミットレス

(アメリカ 2011年 ★★☆☆☆)

サスペンス、ということで借りてきたけど、SF娯楽に近いような……?

設定とかすごく魅力的。
こういう映画って終わりは、悲劇的か極端にハッピーエンドなのかなと思うけど、私好みでない方向で終わってしまった。そんなうまい話……ぶつぶつ……。

もらった薬を飲んで、すごく頭がよくなる設定なんだけど、途中の会話がちょっと頭が良さそうな会話だったので、本当に頭がいいのか?とか思ったり。本当に頭がよくなったなら、いろんなフォローは先々出来てるもんじゃないの?と思ったり。頭がよくなっても経験とか人間性とかのほうが重要なのかなと思ったり。

いろいろ考えてたら、全然サスペンスな気持ちにならなくて、残念……でした。でも、主人公のブラッドレイ・クーパーがかっこよかった!

バックドラフト

(1991年アメリカ ★★★☆☆)

USJのアトラクションに行ってから、気になったので見てみました。借りたDVDがドナルド・サザーランドのシーンがぶつ切りになっていたため、一番いいシーンを見逃したのではないだろうか……。かっこよかったのに。

20年以上前の映画なんですねぇ……。ロバート・デ・ニーロが若く感じられました。

お兄ちゃんの気持ちも弟の気持ちもなんとなくわかって。お兄ちゃんの精一杯だけど不器用な愛を、弟も受け止められないし、弟のどうしようもないけど頑張ろうと思っている気持ちをお兄ちゃんも理解できないんだろうなぁと思ったり。もやもやしました……。

火のシーンはさすがですね。生き物のような火がとても怖かった。今ならCGとかの技術でなんとでもなるけど(ハリー・ポッターの獣の形をした炎をなんとなく思い出した)、当時はどうしてたんだろうなぁ。

スコット・グレンが、防火の下着を二重も着たり万全の準備をして、実際に火をつけたと言っていたシーンも見た。一度だけ我慢できずに「カット」と言ってしまったっていってたけど、壮絶でしたでしょうね。ちょっとしたやけどでも痛いのにな。

しかし、ウィリアム・ボールドウィンのあの甘い顔……そりゃ兄ちゃんも心配するし、いらいらもするわ(^^)

スカイフォール

(2012年アメリカ・イギリス ★★★★☆)
ダニエル・クレイグのことが大好きなので、★一つ増やしました! やっぱり「カジノ・ロワイヤル」が一番好きですねー。しかし、あのCMの電車に飛び乗って、さりげなく袖を直すというシーンが見れてそれだけで満足……。

しかし、全体的にはアクションシーンも大人しめだったかな。やはりボンドがお年寄り扱いだったから?やたらといろんなところで、世代交代を強調されて、むーそんな扱いして欲しくないなぁ……なんて思いつつ。

しかし、そんな世代交代強調してくれた存在の、Qは結構好きかも。続編があるなら、ちょっと彼も楽しみです。最後に彼が悔いあらためて(?)ボンドにペン型爆弾をツン気味に「暇つぶしに作ってみたんだけど」と渡すシーンを妄想してニヤニヤしてみるけど、しそうにないよね。

前評判のシルヴァとボンドの関係は、そんなに思ったほどではなかった……(ちっ)ネズミの話は、結構インパクトあり。私的には最後に残った2匹というところで、呪術?とか思ったけど。ほら、ひとつの箱に毒蛇とか毒蛙とかムカデとか蜘蛛とか閉じ込めて、土中に埋め、何日か経って掘り起こしたときに生き残っている物を使って呪いをかけるってやつですよ。

おじいちゃんとおばあちゃんとボンドで、そこに在る物を使って敵を迎え撃つというのは面白かったです。ああいうの「マスター・キートン」的で好きです。さて、ボンドの母親の名前が モニカ、これってmのことかな と思うのは、ちょっと読みすぎかなと思うけど、ちょびっとだけ頭をよぎった。日本語訳でなくて英語が分かればなぁと思いました。そして、その英語の微妙な含みとかが分かれば、もっと理解できるのかも。そう、日本語の字幕に違和感を感じるので、そういう意味でもね。

しかし、最後のシーンもいいですなぁ。新しい続きが始まるって感じでね。しかし、レイフ・ファインズって、なんでそこにいるだけで、イギリスらしさがぐっと増すのかねぇ……。

まぁ、いつまでもしこりになってるのは……あのカジノのシーンで、人が爬虫類に食べられるのって、ギャグ?とか思ってしまった。

冷たい熱帯魚

(2010年日本 ★★★☆☆)

なんで借りちゃったかな……と思うしんどい映画でした……。

でも、なんか、見て良かったとも思いました。

実際起きた事件はもっとハードだったらしいです……。

人の心を掴む話術、そこまで至ってしまった経緯。なんだか理解しがたいですが、そこを知りたいとも思います。

しかし、最後の最後のあの娘さんの行動は……切れたのか、本心なのか。

RED

(2010年アメリカ ★★☆☆☆)

ヘレン・ミレンが見たくて見たようなもので、やっぱりヘレン・ミレンが出てなかったらやっぱりおもしろくなかっただろうなぁ……と思いました。

気楽に見るにはいいとは思います。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2

★★★★★(2011年 アメリカ・イギリス)

PART1と同じく大満足。

スネイプ先生……分かっていたけど、それ以降はもう泣けて泣けて。

原作でもだいぶ泣けましたが、映画でも泣けるとは思わなかった……。

映画化も、まぁ、原作長いしこんなもんよねと思いながらも全話見てきましたが、最後の締めくくりの映画化がこんなに丁寧にされてよかったと思いますよ。

最後の最後、ハリーの語りかけ方が優しく、困難を乗り越えたハリーだからこそのこの空気この落ちつきなんだろうなと思いました。

最初から見たくなって、「アズガバンの囚人」まではDVDで買ってたので、引っ張り出してみた。

そして、成長と共に役をやり遂げた役者さん全てに、拍手を。

とくにハリー役をしたラドクリフに、小さなころからあんなに注目されて大変だっただろうなと思いますけど、最後の最後の表情や語りかけ方を聞いて、いい役者さんになったなぁと思いました。

はぁ。大満足。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

★★★★★(2010年 アメリカ・イギリス)

今までのハリー・ポッターの映画と言えば、原作の中からハイライトを抽出したような感じで、「まぁ、そんなものかな」と半分諦めていた分、パート1・パート2に分けた「死の秘宝」は、大満足でした。

原作とはだいぶ変えてあるんだけども、原作よりも好きかもしれない……。というのが、原作はハリーの心理描写が本当辛くて辛くて。

まぁ、でも、シリーズの今までの映画とは打って変わって、冒頭から最後まで暗い暗い。でも、今までの詰め込みまくった描き方とは違って、沈黙が十分にあったり登場人物が引きで取られたり、風景の色彩が押さえられてたりと、暗さ具合に静寂を感じられてよかった。

英国王のスピーチ


★★★★☆ (2010年 イギリス・オーストラリア)

アカデミー賞取ったとはいえ、歴史だし、なんだか真面目っぽいし、退屈なのかなと思いながら見始めたら、全然退屈でなくあっというまに見終わってしまいましたよ。

エリザベス妃のキュートさにやられた!ヘレナ・ボナム=カーターって、ベラトリックス(ハリー・ポッター)も演じてらっしゃるけど、本当この違いはすごいなぁ。

安定のジェフリー・ラッシュ。そして、誠実さがにじみ出たコリン・ファース。いい映画でした。

音楽も……。最後のスピーチのバックにはベートーヴェンの交響曲第7番の第2楽章。「ノウイング」にも使われてたけど、全然印象が違った。こんなによわよわしい曲だったかなと思う冒頭から、もう心に染みいりつつ励ますような静かな強さに変わっていく。音楽って……演奏ってすごい。

ハチミツとクローバー

 ★★★☆☆ (2006年 日本)

原作をがっつりと知っているので、「ちょっといろいろはしょられたなー」とは思うのですが、「うまくまとめたなー」とも思います。それが、原作を知っているからいろいろと補完されてるからどうかは、判断つきませんが……。

2006年の公開時には、微妙にまだ原作連載中……のようで、結末は映画のほうが柔らかだなぁと思いました。

ホビット 思いがけない冒険

★★★☆☆ (2012年 アメリカ・ニュージーランド)

「ロード・オブ・ザ・リング」の前章と言える物語なので、あの大好きな「ロード・オブ・ザ・リング」の空気がそのまんま戻ってきたようで、とてもうれしかったです。

ガラドリエル様!! 美しい!!
12人のドワーフはとってもかっこよく、そしてかわいくて。

しかし、やはりアラゴルンとかレゴラスとかが大好きだったんだなぁと改めて実感。この空気感の中に二人が出てきてくれたらいいなぁ……などと思います。

「ホビット」はこれで終わるのかと思っていたら、3部作なのですね。
もともとこのホビットの原作「ホビットの冒険」がそんなに長い話じゃない印象があったので、1作しか持たないだろうと思っていたら、いろいろと付け足して3部作にされるそう。
付け足された部分とかを調べていたら、その壮大な設定に「指輪物語」の歴史を全て辿ってみたい気持ちになりました。

というか、原作を読めばいいんですけどね。でも、訳しの「アラゴルン」→「馳夫(男?)」で、もうダメでした……。